ショートコースをラウンド中に起きた事故をご報告いたします。
私の思いとしては「まさか」は現実になるという事です。
少しでも事故が無くなって欲しい事、また、事故が起きた時の対処方に参考になればと思い、ブログに綴ることにしました。
事故内容
ラウンドメンバー:私、同伴者A氏
後ろの組:父親40~50歳くらい??、息子24歳くらい。
4H 110y パー3
G.Wということもあり、非常に混んでました。
後ろの親子とは待ち時間に会話するほど打ち解けており、息子さんは初めてコースに来たとこのこと。1周目で父親が「ボール足りるかな?」というので2周目にロストボールを4個差し上げました。
また、事故が発生する4ホールを待っていた時、隣のコースから打ち込んでくる人が2人いて、「ファー」の掛け声がなく、親子と掛け声について話してました。
4Hを打ち終えて、5Hにむかって右側の山と濃い緑色の低い木の間らへんを私が歩いていたところ、頭頂部に何かが当たるような感覚が!!
その場でうずくまり、打撲箇所を頭で抑えていたのですが、流血してました。
※病院から帰ってきてオーナーと現場確認した時に撮影しました。
当たった瞬間、カーンという音が頭に鳴り響き、痛みが襲ってきました。
場所からいって後ろの親子しかここに打てる場所がないと思ったのと、さっき「ファー」の掛け声の話をしてたのにどうして。。という思いがありました。
※軌道予想
親子の証言によると、息子さんが打ったボールは今日イチの当たりで、PWで丁度いい飛距離の勢いそのままに電線に当たった所までは見えたが、そのあと見失い、池に落ちたと思ったから「ファー」が言えなかったとのこと。
実際、他のゴルファーからも電線に当たったところを見たという人も現れ、親子の証言が間違いない事がわかりました。
自分でも流血しているとは思っておらず、押さえていた手をみたら手のひら1/3くらい血で染まってました。
同伴者のAさんは応急時の対処法を講習受けたとのことで「頭部の場合は動かすな」と教わったそうです。実際、「座って」と声をかけられ、その後も様子に変化がないか声掛けをしてくれました。
また、「動かすな」という掟を守ってカートを要請してくださり、止血についても対応してくれたAさんには感謝です。
頭部だったので検査をした方がいいと判断し、救急車で搬送され、CT検査をしましたが、特段異常がなかったので、止血としてホッチキスみたいなやつで3回「バチン」とされたのが一番痛かった、、、
Aさんは救急車に同乗、加害者は自分の車で病院へ。
Aさんから兄へ連絡してもらい、20分後に到着。
5人で今後の話をしました。
①今日の治療費を払ってもらう事
②抜糸の費用をはらってもらう事
③頭部なので3カ月は様子みさせてもらう事
④3カ月後、異常がなければ連絡して終了
ちなみに保険適用外なので28,000円でした。
まだ、抜糸代は含まれてませんが、「軽傷で30,000円以上かかる」という事。
息子さんの自動車保険に付保されているか確認するとのことでしたが、20代で3万以上の出費は大きいと思いました。
私は改めて「ゴルフ保険」に加入してる事を心強く感じました。
まだ、予後経過はありますが、万が一後遺症的なものが発見されればお互いの人生を左右しかねない事になります。
双方が安心できるように保険は必要だと強く感じました。
【ゴルフ事故の賠償請求例】
放ったショットが被害者の眼に当たって失明させる事故が発生。過失相殺が認められたものの、Aさんには3,500万円の賠償金支払いが命じられた。
打球が大きくスライスして右前方43メートル程離れて立っていた被害者の左側頭部を直撃。脳挫傷等で36日間の加療を受けたが後遺症が残った。加害者に対し、不法行為(危険なショットを放った過失)があったとして総額約5,246万円の請求を訴える訴訟に。これに対し、原告請求の6割を過失相殺した2,300万円余の支払いが命じられた。
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今回の事象は「不可抗力」として息子さんを責める事は一切しておりません。
また、事故前に「明日も行こうかな」とゴルフを楽しんでいる様子を知ってるだけに、今回の事をトラウマになってゴルフを辞めてしまうのは悲しいと思った事は本人に伝えました。
また、今回の事をこれからラウンドする人たちに広めて欲しいともお願いしました。
本当に不幸中の幸いだと強く感じており、歩くのがもう一秒早かったら後頭部かもしれないし、遅かったら目にあたっていたかもしれません。
ただ、「想定外」や「不可抗力」はあり得るという事。
確率でいったら物凄い天文学的数値になりそうですよね。
打った球が電線にあたり、イレギュラーした球が歩いていた人の頭頂部に当たるなんて、、、
人に当てたくてゴルフをしている人なんか1人もいない