介護の実態
結論
全ての方ではないが、介護に従事されている職員の質が低下している。
以前、仕事で特養老人ホームを建設するとき、区長をはじめとする議員達が
地鎮祭に訪れたが、会議のため、神事中に中座するという罰当たりな人たち。
建物の建設費用は区から補助金で大半を賄うため、運営会社としては軍資金を満額用意する必要がない。
核家族が広がり、親の面倒をみる家庭が減少し、老人ホームに入居するのは多くなり
他業種に比べて営業に力を入れる必要がそれほどない。
◎老人ホーム理事長が言ってたこと
職員の給与を増やすと入居者にたいして「介護をやってやってる」と上から目線で
業務をしてしまうから給与はあげないとのこと。
私は一人にかかる業務が大変であれば給与を増やすのが対価として当然だと思う。
また、新規開業のため、職員を募集しており、私たちの事務所を通って奥の部屋で
面接会場になっていた時、入口の警備員に挨拶する人はほとんどいなかった。
①質の良い人が来ない→②業務に偏りがでる→③重労働になる→④退職者が出る→①に戻るというスパイラルになっているようだ。
これから多くの人が介護を経験するというのに、この現状を甘んじて受けてはいけない。看護師も重労働であるが、介護士ほど給与は安くないので早く介護業界も手をうたなければ崩壊への道は免れない。
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